湿気と衣類

早いもので2017年も6月に突入しましたね。気温的にもスーツの上着を脱ぎたくなる場面が多くなってきたかと思います。気温だけでなくこの時期に気になるのは梅雨、そしてそれによる湿気ですね。
今回はスーツのコンディションを悪くしないよう、お家での湿気の対策について考えてみましょう。

 

まず湿気がどのようなものであるか理解しましょう。ジメジメしたイメージの湿気とは、つまり水分のことです。ですので空気よりも重く、床など下の方から溜まっていくものなのです。スーツやワイシャツをハンガーなどで吊るしているかと思いますが、その際に除湿剤もいっしょに吊るしている方もいらっしゃいますよね。それだけでは除湿の対策にはなりません。なぜなら先ほどお話したように湿気は下から溜まっていくからです。できれば置くタイプの除湿剤も購入し、床やクローゼットの底に置くようにしましょう。

 

かといって除湿剤だけでは安心できません。ありがちなのが衣類をぎゅうぎゅうに詰めてしまっていて空気の通り道がなくなり、湿気が一定の場所に停滞してしまうことです。衣替えの時期などによくありますが、私服などを含めこの時期は着ないというものがあれば押し入れにしまうなどして、よく着るシャツや上着などを置いているゾーンは空間に余裕をもたせておきましょう。またたまには空気の入れ替えをするために部屋の窓を開けたり、扇風機などの風をあてて空気の入れ替えを行うといいでしょう。

 

脱いだ衣類をすぐにほかの衣類のある場所にいっしょにしないというのもポイントです。外で一日身につけた上着などは湿気を持ち込む原因になりますし、なんらかの臭いが付いている場合も多いです。ですので脱いだばかりの衣類はハンガーにかけて別の場所で湿気を飛ばすといったことを忘れないようにしてください。

 

いかがでしたでしょうか。意外と衣類の湿気に対して悪いことをしている人も多いのではないでしょうか。湿気で痛むと衣類の寿命を縮めることにもなりますので、これらのことは最低限注意して衣類を湿気から守ってくださいね。