数ある営業代行の仕事の中でも、大きな割合を占めるテレアポ。そのテレアポの質を上げるために大事なもののひとつに、マーケティングリスト（コール先リスト）があります。営業の仕事をしたことがある方でしたらおなじみのものかもしれませんが、このマーケティングリストがいいものでなければテレアポの成果は上がりにくいのです。

それでは質のいいマーケティングリストとはどのようなものなのでしょうか。実はリストの作成だけならとても簡単。色々なWebサイトを見て情報を集めてもいいですし、電話帳をめくってもすぐに作成できますよね。しかしそれではアポや成約の確率は限りなく低いといえるでしょう。たとえばマーケティングをしたい商品があったとしても、その商品に興味や関心がある相手でないとまず話は聞いてもらえません。しかし逆に言えば興味や関心がありそうな人物、会社を見つけることができれば、テレアポの成功率は格段に上がります。

当然、そこまでを調べるというのは難しいことです。そのためにはWebサイトのチェックもするかと思いますが、各会社の概要からポリシー、社長のキャラクターやこだわりなど、普段はチェックしない項目にまで目を通しましょう。他のメディアにも要注目です。新聞や雑誌の特集やインタビュー記事でもいいでしょう。するとこの会社はこのような思いがある、つまりこのような商品が合う、といったことが分かってきて、現存するマーケティングリストの質をどんどん高めていくことができるのです。毎日このような作業を行うことはとても大変ですが、営業代行業者の中には専任部門がありメディアのチェックなどを行っているスタッフがいるくらい、重要なことです。

理想はお客様が本当に満足してもらえる商品を、本当に求めているお客様に提供することです。そこに少しでも近づくための努力をし、出来上がったマーケティングリストこそが質の高いものだといえるのではないでしょうか。