湿気とビジネスシューズ

6月も中旬になり梅雨の真っ最中ですね。だからといって仕事が休みになるわけではありませんので、外回りの多い営業マンには大変な季節です。この梅雨でやっかいなのがじめじめとした湿気。いまいち気持ち悪いだけではなく、営業マンの身につけるもの、とくにビジネスシューズに悪影響があるかもしれません。

 

ビジネスシューズといえば革靴が主流。磨かれた革靴は営業マンの身だしなみです。きちんとした印象をもたれますがとても蒸れやすいということもあり、お手入れは定期的に行いたいですね。そしてビジネスシューズの中身は履いているだけで湿度が90%以上という驚きのデータも出ています。蒸し風呂のような状態だというわけですね。

 

カラッと晴れたような気持ちのよい天気なら、履かない日に風通しのいい場所に革靴を置いておけばだいぶん違いますが、この季節はそれがしたくてもなかなかできません。履いていても脱いでいても湿度が高いというまさに逃げ場のない状況。下手をすると梅雨の時期だけでカビが生えてしまうなんてこともあり得ます。

 

対策としてまずできることは、シューズを2足以上用意することです。できれば何足かをローテーションするのが望ましいです。日中、革靴を履くと湿気がたまりますが、その湿気を抜いてしまうのに一晩だけでは不十分なのです。そのまま次の日も同じ靴で仕事をするとなると湿気が抜ける時間がなくなってしまうので、1日以上靴を休ませる時間を作ってあげましょう。

 

常に湿気があるこの季節はそれだけでは不十分です。靴の除湿剤を使ったり、オフィスでは靴以外の通気性のいいものに履き替えるなどできることは行いましょう。また新聞紙を丸めて入れておくのも効果的ですので靴を休ませる際には試してみてください。

 

革靴はお手入れや履き方によってもち方が本当に違うものです。1年で最も痛みやすいといっても過言ではないこの時期はいつも以上にしっかりとお手入れをしましょう。