会社や企業における顧問とは?

みなさんの会社にもいろいろな役職があるかと思いますが、「顧問」という役職の方はその中にいらっしゃいますでしょうか?顧問と聞くと普通の社員などではなく、かといって役員でもなく・・・。と意外とあいまいになっていないでしょうか?

 

顧問とは簡単にいうと、その人の経験や知識などから基づいて、業務などに助言をするアドバイザーのような役割の人です。ですので当然、若手などではなく経験のある60代以上の方が務めることが多くなります。その会社の元役員クラスだった人が就任することも多く、顧問を役員として扱うこともあれば扱わないこともあります。
また顧問は基本的には最終決定の権限は持っておらず、あくまでもそこに至るまでの助言をします。その際には抽象的でなく、その業界や会社のことをしっかりと見通す力で、専門的で具体的な助言をすることが求められます。学生のみなさんは顧問と聞くと部活動の先生方を思い浮かべるかと思いますが、顧問の先生もそういった意味では同じですよね。

 

顧問は外部から選任することもあります。そのような場合は経営コンサルタントや弁護士、税理士など、高度な専門性を持った人材が選ばれることが多いです。こういった人たちは専門的な助言ができ、もともとその会社の人間ではないので一歩ひいたところからものごとを見ることができるという点がメリットです。営業代行のコンサルタントもこれに似ています。外部顧問も最終的な決定権は持たないのが基本です。

 

顧問を雇う、雇わないはその会社の自由ですが、高いレベルを目指している会社ほど顧問がしっかりといるという印象を持ちます。顧問というものがいまいち分かっていなかった人はぜひ覚えておきましょう。