貴社が営業代行業者を選ぶとき、どんな点を重視して考えますか?業者の規模?実績?歴史?人付き合い?様々な要素を考えることができますが、ここでは貴社に最適な業者を選ぶポイントとして、押さえておきたい大事な4つの項目をご紹介します。
1.得意な営業手法や業種が一致している業者を選ぶこと
営業代行の業者を利用する上で、一番に考えるべき点は、得なければならない成果がしっかりと得られるかどうか?という点です。
そのために重要となるのが、営業代行業者が、何を得意な手法としていて、どんな業種の営業代行が得意なのかということ。例えばそれは、業者と打ち合わせした時に話してくれる実績であったり、営業手法の説明であったりしますが、三社程度に話を聞いていると、おおよそ得意な営業手法や得意分野も見えてくるものです。
貴社は営業代行業者を利用する以上、何らかの成果=結果を求めなければならず、その結果が出るかどうか?という点を軸に業者を決定するようにしましょう。
2.貴社の所在地になるべく近い業者を選ぶこと
これは営業代行業者を利用する上で、綿密な連携を取りやすい環境に置いておくということです。確かに地方など遠方の業者でも優秀な業者はたくさんあると思いますが、遠方だと会って戦略を詰めたい、結果報告をしてほしいという時、柔軟性に乏しいのも事実です。
都内23区内や名古屋市内、大阪市内であれば、大概のところに1時間以内で向かえるので、良いでしょうが、営業代行業者は貴社のパートナーであることはもちろん、貴社の営業組織であるという認識を持ち、連携を取りやすくするためにも、できるだけ所在地と近い業者を選ぶのが利口です。
3.業者の担当者の応対がいい業者を選ぶこと
この担当者を見ることには、ふたつの意味があります。ひとつは貴社の営業組織の窓口となるため、付き合いやすく、何でも言える関係を築けるかどうかという判断のため、ふたつめは担当者の応対で、その営業代行業者の品質を判断するためです。いずれも貴社の営業代行が成功するかどうかの重要な要素となるため、担当者の応対が良かったと感じる業者を選ぶようにしましょう。
また業者のサービス内容は良いものの、担当者がイマイチという場合は、業者の上席者に相談し、担当を変えてもらうということも方法をとっても良いかもしれません。
4.代行コストと顧客獲得単価が合っている業者を選ぶこと
最後に営業代行費用についての判断です。ここで大事なのが、貴社の現在の顧客獲得単価(CPAと呼びます)が、代行コストと合っているかどうかという点で、代行コストがこのCPAより低くなるようであれば、その代行サービスを利用すべきと考えることができます。
ですから、顧客獲得単価と業者の営業代行費用を比較し、採算が合う業者を選ぶ意識を持つようにしましょう。
なお顧客獲得単価の算出方法についてはこちらの「営業代行業者からヒアリングを受ける」で詳しく解説していますので、ご参照ください。
最適な業者を選ぶために貴社ができること
貴社自身が、経営状態や数字を把握しておきましょう
上記で4つの項目をご紹介しましたが、最適な営業代行業者を選択するために貴社がおこなえることとして、貴社自身が、自社の経営状態や数字をどれだけ把握しておくという点が挙げられます。貴社の商材の売上や利益率などはもちろんですが、4項目の顧客獲得単価や、広告などの費用対効果(コストパフォーマンスと呼ばれます)などを把握しておけば、様々なところでの判断材料となります。
その中で大事なのが、大まかに把握するのではなく、できるだけ詳細まで把握するという点。
特に感覚値などは、実数値とのズレが必ず出てくるものですし、顧客獲得単価や費用対効果は日々変わっていくものですから、貴社自身でしっかりと把握するよう心がけましょう。
もしそのような数値の把握ができないということであれば、営業代行業者に相談してみるものひとつの手ですね。
この記事を読んでいる貴社に最適な営業代行業者はこちらです
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そこで大事となるのが、複数の業者と会い、それぞれの特徴を対面で聞くということ。それによって貴社自身も営業代行の理解が深まるだけでなく、複数の業者を比較することによって、良い点、悪い点も見えやすくなるためです。