ロールプレイングで自信をつけよう!

営業活動で必要な行為といえば「話す」ことや「聞く」ことですよね。しかしこれらの行為が苦手、という人や、人前だと緊張してうまくできない、という人もいるのではないでしょうか。
「ロールプレイング」を行っていますか?ロールプレイングを行うことでそういったスキルが早く身に付くかもしれません。

仕事における「ロールプレイング」とは、実践型の研修方法です。
実際の営業を行うのと同じ様な状況を想定し、話す練習、聞く練習をするのです。

それでは具体的にどのようなロールプレイングを行うべきなのでしょうか?
まず大事なのが、しっかりと本番を想定して練習をする、ということです。入室し、名刺を準備するところから、お客様を相手にするのと変わらない気持ちで行いましょう。
実際に商談の練習も行いますが、上手く説明ができなかったからといって途中で切らずに、商談をやりきりましょう。
これは練習相手の協力も必要です。相手役の人も練習だからといってロールプレイングの途中でアドバイスをすることなどは禁止です。
本番でそのような時間があるはずもないですし、やり直しはもちろんできません。本番さながらに商談をやりきった後に、改善点などのアドバイスの時間を設けましょう。

ロールプレイングのやり方が分かったら、次は顧客の設定にもこだわってみましょう。
営業の話に常に前向きな顧客もいれば、不安を持っている顧客もいます。
営業にとって「やりにくい」ような顧客を演じてもらってロールプレイングを行うのも有効でしょう。
そうすることで、様々なパターンの顧客に対応できる力が付いてきます。

ロールプレイングは一通り終わったら、改善点を話し合いましょう。顧客側をした方からフィードバックをするのが一般的ですが、このとき、あまり多くの改善点を出し過ぎず、なるべくひとつを、短く伝えてあげましょう。
改善点が多くあった場合でもそれを全部直せ、と言われると、練習をした側は覚えきれませんし、意識することが多くなるとどれから改善していけばいいのか分からなくなってしまいます。欲張らずにひとつひとつ改善していくのがポイントです。

ロールプレイングを行うことで本番にも強くなれますし、自分のスタイルというものが出来上がってきます。
自信がないのに営業をしているとそれはお客様にも伝わり、信用してもらえません。
ロールプレイングは練習する側の意欲と教育側の適切な指導があれば、非常に有効な営業スキルアップ方法なので、是非取り入れてみてください。